英語はいつから始めるのがよいのでしょうか?
 
 
旺文社LL日進駅前教室 水野克哉
 
 
 「いつから英語を始めたらよいのか?」ということについては、専門家の間でも様々な議論があります。以下、(株)旺文社「うちの子 英語ペラペラになれるかな?」(著者:杉田 洋、服部孝彦、小野 博 著)からの引用(66ページ)です。
 
 
 『もし、習い始める時期を決める自由があるなら、子供の第二言語学習は、「母語の基礎がある程度出来てからがよい」と多くの専門家が考えています。(中略) 母語の一応の基礎が出来るのは、4〜5歳頃です。「4歳頃」としておきましょう。また、母語の普通の「話し言葉」の中間完成期は、8歳頃です。そうすると、第二言語に触れさせるのは、8歳を過ぎたあたりが最適ということになります。しかし、母語の、発音面での定着は、6歳頃です。第二言語の発音についても、6歳頃までに接しておかないと、ネイティブスピーカーのようになることは難しいとする専門家の意見があります。文法と語彙は、年齢が上になっても十分に学習ができるけれど、発音に関しては、早ければ早いほどいいと説く研究者もいるほどです。母語の発音が固まって、子供の頭がほかの言語の音を受け入れなくなる前に、第二言語に慣れさせるべきだというのです。 』
 
 
  私自身の経験から、旺文社LL教室に当てはめて考えてみると、以下のようになります。
 
パピー&G1クラス(年中〜小2)から英語を始めている皆さんは、発音などの感覚的な部分(音声面)が優れている生徒が多いです。スピーチコンテストの中部地区大会や全国大会などで優秀な成績を残している生徒は、6歳前後(以前)から英語を始めている生徒が大半です。
 
P1クラス(小3〜4)から英語を始めている皆さんでも、発音がきれいな生徒は大勢います。「語彙」力や「読む」「書く」力は、小2以下から英語を始めた生徒にも決して劣らない力を身に付けることができます。
 
PSクラス(小5〜6)から始めている生徒の場合は、発音など感覚的な部分では、不利な場合はあるかもしれませんが、非常にきれいな発音で、「聞く」「話す」「読む」「書く」力を非常にバランス良く高いレベルで身に付けている生徒が少なからずいるということも事実です。
 
 
  なお、上記はあくまでも英語の技術的な問題です。「ことば」の学習には、技術的な問題だけではなく、そのほか様々な要因が関わってきます。つまり、P1クラス(小3〜4)以前から英語を始めることが理想ですが、個人差がありますので、高学年以上から英語を始めた生徒でも、努力次第で、かなりの実力を身に付けることは可能であると言うことが出来ます。
 
 
 当教室では、何歳から英語を始めた生徒でも、将来にも役に立つ英語力が身に付くような質の高い授業を目指して、これからも努力を続けてゆきます。